第22章 弦一郎、女になる/真田弦一郎 4/6更新
「弦一郎!!どういう状態になってるんだ!?」
こ、興奮しているのか?
蓮二の頬が赤味をおびているんだが
しかも開眼しているではないか
「どうなっているんだ?いや、いい。
自分の目で確かめたい」
「れ、蓮二!?」
いきなり、俺の服を脱がしにかかる蓮二
「むっ?これは?」
「サラシだ」
「とるぞ」
無理矢理サラシを取り始めたんだが、思わず
「いやぁん」
女みたいな声がでてしまったぞ
「弦一郎、気持ち悪いぞ」
「すまん」
「ふむ。まずは、サイズを測るか」
「蓮二。まずは、俺にこの状況を説明するべきではないのか?」
鞄からノートを取り出す蓮二
「説明か……弦一郎ならもう既に、分かっていると思ったが?」
分からんに決まっておるだろう!
いつもと変わらん朝が来ると思うであろう
それがいきなり
むにゅ
「Aカップだな」
「な、なにをっ!!」
触っただけで、サイズが分かるというのか!?
恐るべし、柳蓮二
しかし、それはどうでもいいのだ
問題は、この状況だ
「蓮二、きちんと説明をしてもらうぞ」
「ん?」
ノートから顔をあげる蓮二の満足そうな表情
「実験が、成功するとは気分が良いものだな」
「実験だと!?」