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テニプリ【誘惑されて……】 R18禁

第20章 幸せな人生をありがとう/真田弦一郎4/4更新


ホテルのベッドの上
浴衣姿に身を包んだは、三つ指をついて

「これからの私の人生を弦一郎さんに捧げます。よろしくお願いします」

深々と頭を下げる

「こちらこそ、頼む」

お互いに頭を下げ、挨拶をするが
今日は、初夜である

結婚までは、清い関係でいたい2人は、キスは交わすがそれ以上の行為までは至らなかった
だが、堅物弦一郎ではあるが性欲が無いわけではない
彼女を想像しながら自慰をする時だってあったし、今日を迎えるにあたっては彼なりに知識も修得したのである

そして今宵は、その成果が試されるのであるが……

やはり、堅くなり行動に移すことが出来ない弦一郎

の緊張は、ピークに達しており、もはや気絶寸前

「ふー」

口から軽く息をもらし、布団を捲る弦一郎

「今日は、疲れたであろう?」

先に自分が布団の中に入り、を待つ
ゆったりとした動作で隣りに横になる
自然に腕枕をすると、横向きになり弦一郎の逞しい胸に顔をうずめていく

弦一郎が、髪の毛を梳いていくと安心したのかゆっくりと背中に腕をまわす

愛の言葉を囁けば、上手くコトが運ぶであろう
わかってはいるが、言葉に出来ない
そんな弦一郎のことを理解しているであるからこそ

「私を愛してください……」

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