• テキストサイズ

テニプリ【誘惑されて……】 R18禁

第20章 幸せな人生をありがとう/真田弦一郎4/4更新


ぎこちない弦一郎の動き、そして自分を見つめる熱い視線にキスをされる……
いや、自身もキスしたいと思う
でも……

「(どうしたらいいのかしら?)」

目をつぶって待った方が良いのか

「(はしたない女と思われて嫌われたくないし)」

葛藤をするが、答えがみつからずに、結局黙って弦一郎を見つめる

そんな彼女の様子を見て、くちびるを合わせようと脳が判断するが、身体が金縛りにあったように動けない

なんとか動かすが、壊れたロボットのようにカクカクしてしまう

「(だらしないぞ!!男たる者が、これしきの事では。しっかりせんか!!)」

自らを叱責するが、上手くいかず

「……すまぬが、気合いを入れてもらえんか?」

「えっ?」

弦一郎の申し出の意味が、分からないは、何度も瞳をパチパチと動かす

「気合いって?」

「はたいてくれ」

ビンタのジェスチャーをする弦一郎に、戸惑いながらも頷く

「良いの?」

「うむ。頼む」

「じゃあ……」

弦一郎の望みとはいえ、怒ってもいないのに
叩くという行為が、イヤではあるが仕方なく
ペチン
と叩く
が、そんなか弱いビンタでは、気合いなぞ入らない
/ 348ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp