第17章 ロリコン真田/真田弦一郎 4/1更新
「そんなに可愛いンすか?」
「ん?赤也は会ったコトが、なかったんか?」
「ないっす」
「まあ、可愛いけど……俺の好みじゃなか。俺は、ぼっきゅんぼん!のが、好きじゃし」
赤也の前髪をゴムで縛り、リボンをつける仁王
「って!仁王先輩……ナニしてるンすか?」
「可愛く仕上がったぜよ」
赤也の仕上がりに満足した仁王は、赤也の頭を撫でくりまわす
その笑顔は、馬鹿にしている時の仁王独特の笑顔
「俺も会って見た…「たわけっ!!」
いきなり赤也を怒鳴りつける真田
「ひょえっ!!」
真田に怒鳴られ、首をすくめてしまう
「お前ごときが、会えるような人物ではない!彼女は、神に愛されし天使のような清らかな心を持った素晴らしい女性なのだからな」
幸村の妹を誉めまくる真田の瞳は、真剣そのもの
「なんか、弦一郎に言われると俺の大事な妹が、汚された気分になるよ」
もはや、突っ込みを放棄し、ボヤキはじめる神の子、幸村
「おっ、そうだ。仁王、アレを貸して貰えぬか?」
「ほれ」
「うむ。助かる」
仁王から受け取ったのは、コロンである
そのコロンを耳の後ろにシュッ
手首にシュッ
「おっと、大事なところにも」
ジャージを下げアソコにもシュッ
「れんじー。もう、やだ」
柳に泣きつく幸村