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テニプリ【誘惑されて……】 R18禁

第2章 真田とおもちゃと私/真田 幸村 3/16更新


私の背中越しから、聞こえる声……

嫌な予感しか、しない

真田の表情を見ると、さっきまでの赤い顔が、一瞬にして、真っ青に代わっていく

これを見て、確定だ

「面白いオモチャを持っているね」

私の右手から、オモチャを取り上げる

「せ、精市!こ、これは……だな。その……」

「弦一郎って、こういう趣味が、あったんだね。知らなかったよ」

愉しそうに、本当に愉しそうに真田を追い詰めていく幸村

「な、何を……!俺が…俺が、そんな事……するわけないだろう!」

「ふふ……。そうだね。弦一郎には、まだ〔コレ〕使うには、早すぎるよね」

「むっ?……ああ。そうだ。そうだとも!俺には、まだ早すぎる? ん?」

真田……何故、テンパってるの?
何をそんなに、焦って弁解してるんだか、理解不能だよ。

そんな真田と幸村のやり取りを耳で確認しながら、私は……ログアウ……と?

「」

静かに名前を呼ばれる。

ヤバい。幸村の奴、私を見逃す気ゼロ。



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