第12章 不安な心に口づけを……/仁王雅治 3/27更新
洩れてくる吐息を聞きながら、慎重に服を脱がしていく仁王
雪のように、白くてきめ細かい肌
指先で、なぞっていくと、目眩がしそうになる
しっとりと吸い付いてくるようじゃ
ゆっくりと唇を這わせていく
これ以上、進んでもいいのかと一瞬戸惑う
「んはっ……」
の熱のこもった吐息が、仁王の耳をくすぐっていくと、やめることが出来なくなってくる
彼女の反応を確認しながら、胸や腰にふれていく
マシュマロのような弾力を持つ胸を揉みほぐし、淡いピンク色した突起を舌で転がすと
腰を浮かし始め、切ない声が洩れだす
は、自分の声じゃない声に、驚き手で口を塞ごうとする
「もっと……声を聞かせてくれ」
仁王の甘い声に、腰が抜けそうな感覚に陥ってしまいそうになる
「恥ずかしいよ……」
呟く
「その声を聞くと興奮するんじゃけど……」
「もう……エッチ…」
「今してるのは、エッチじゃし?」
ニヤリと笑う仁王を見ると一気に緊張が解けていく
「むう……」
ちょっと頬を膨らませ、くちびるを突き出すのくちびるをついばむように、キス