第2章 真田とおもちゃと私/真田 幸村 3/16更新
真田をからかって、遊んでみても現実からは逃げる事は、出来ず……
「まったく……」
ぼやきながら、散乱したモノを仕分けしていく
大量にあるお菓子は、ブン太のモノ
転がっているゲームソフトは、赤也
ん? このソフトは……へぇ
あの、赤也がねぇ
格闘ゲームしかやらないと思っていたから、意外だわ
このネタで、遊んでやろっと
私の手の中にあるゲーム
〔薄桜鬼〕
立派な乙女ゲーム
沖田総司の声が、赤也に似てるんだよね。
しかし、男のクセに乙ゲーって……
あのワカメ、何を考えているんだ?
ワカメと遊びたくて、散乱されたゴミを選別していく。
倒れたロッカーは、ガムとワカメ。そして、使われていないロッカー
「うん?」
ゴミ(お菓子とゲームソフト)の中に埋もれている箱を発見。
白い箱に入っている中味が、気になり開けてみると……
これは?
もしや?
え~とぉ……
中味を取り出し、手に取って
更にガン見
「……どうした?」
「…………」
無言でいる私が、気になったのか、私の前に移動してくる真田
「なっ!!」
声を詰まらせ、私と私の手に握られているモノを交互に見比べる真田