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【合同企画】 その駅の名は

第1章 無人駅


一番可能性の高い選択肢に実渕は釘をさす。現状では動かないのが一番安全と言えるが、実渕としては避けたいらしい。と、探険気分であちこちを見て回っていた葉山が何かを見つけて声を上げる。

「赤司ー、なんか遠くの方にコンビニの看板みたいなのが見えるー」

見れば確かに有名なコンビニの看板らしきものと、他にもいくつかの民家らしき灯りが見えた。だが少しばかり遠そうだ。

「オレちょっと行ってこよっか?コンビニなら人もいるっしょ」

「おう、ならオレも行くぜ。ハラ減ってきたトコだったからな」

葉山の提案に根武谷が賛同する。が、赤司はそれを一蹴した。

「下手に分かれて行動しない方がいい。行くなら全員で行った方がいいだろう」

「……いいの?征ちゃん」

実渕にしてみれば赤司の発言は意外なものだったのだろう。だが実渕も反対はしなかった。コンビニがあるということはそこに人がいるということだ。電車の時間やここがどこなのかもわかるだろう。

「幸いここは無人駅のようだからな。外へ出たところで問題は無いだろう。それに今一番必要なものは情報だ。人のいる場所があるのならそこへ向かうのが得策だ」

赤司の言葉にそれぞれが頷き、改札口から外へ出る。どうやらコンビニのある方へは一本道のようだ。駅の周辺には道路以外何も無い。ただ点々と街燈が灯っているだけだ。
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