第5章 あとがき
ここまでお目を通してくださいましてありがとうございます。
あとがきというほどのことでもありませんが、少しばかり呟きますのでもうしばらくおつきあいください。
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この作品は、2ちゃん発祥の「きさらぎ駅」という都市伝説を基にしています。が、元ネタである「きさらぎ駅」とはかなりの相違点がございます。数え上げるとキリがないので割愛しますが、結構な割合で「それはやったらアカン」ということを平気でやっています。むしろ戻れなくなるようなことばかりやっています。ですので、もしも万が一きさらぎ駅に降り立ってしまった場合は決して真似しないでください。確実に戻れなくなります。
では、ここからは裏話でも。
この作品のキーマンである黛君。当初、彼は出番がありませんでした。赤司様と五将の三人以外は誰も登場しない物語になるはずでした。ですがどうにもしっくりこないので色々と試行錯誤を繰り返した結果、黛君にご登場願うことになりました。正確には黛君の姿をしたナニか、ですが。彼の役割が決まると結構スルッと作品ができてきまして、「ああ、コレはこういうオチだったんだ」と妙に腑に落ちて納得しました。貧乏くじ引かせてごめんなさいね黛君。
五将の三人、特にレオ姉にはもっとご活躍いただく予定でしたが、予定は未定とは良く言ったもので、なんだか中途半端に終わってしまったのが心残りです。レオ姉にはワトソン君になってもらうはずでした。ホームズな赤司様の補佐役として解説係を担ってもらうはずだったのに、ものすごく消化不良です。ごめんなさいレオ姉、いつかレオ姉の華麗なる1日を書かせてもらうから許してね♡
さて、ここまでおつきあいいただきましてありがとうございました。ホラーと銘打ちながら全く以って怖くない作品になってしまったのはひとえに私の力量不足によるものです。そんな駄作のあとがきにまでお目を通してくださった皆様に心からの感謝を捧げます。
ありがとうございました。