第4章 繋がる心
もともと涼音には
恋愛経験がない。
だからゆっくり進めてやろーと
ガラにもないこと思ってたんだが…
だめだ、もう止めらんねー
「ん…っ、はぁ」
吐息ひとつひとつがエロくて
愛しくてしょうがない
もっと深く、したい…
「はぁ…っ、んぅっ!?」
「舌引っ込めるな
俺のに絡ませろ」
涼音は体験したことのない
キスに戸惑っている。
驚かせることはわかっていた。
既に涼音は少し震えている。
「んはぁ…ふ…」
それでも彼女は
俺の舌に絡ませてくる。
それが嬉しくて
同時に愛しいと強く思う。
ピチャピチャと2人の唾液が
重なりあう音が響く。
気持ちいい…
もっと…涼音がほしい―――…