第3章 さりげない優しさ
涼音SIDE
「昨日それでね、大輝怒っちゃって
あのあとから話してないし、
先帰っちゃうしでね…」
あのあとから今日まで
大輝は怒っている。
そしてなんだか悲しくなって
マジバに寄ってみたら
テツくんがいてビックリ。
でもテツくん、
バニラシェイクしか頼まないんだ…
「青峰くん、怒ってないですよ。
ショックうけているだけで
今日も沈んで帰りました。
でもそれは涼音さんが
悪いんじゃないですよ」
「テツくん…」
なんていい子!
「あ、ちょっと待っててください」
そういうとテツくんは席を立った。