第2章 好きなプレイヤー
「ストップ!赤司くんはなにも
悪いことしてないでしょ!
だからそんなに怒んないで?
…だ、大輝…」
呼ぶんじゃなかった、恥ずかしい…
顔が熱い。ちらっと大輝の方を見ると
にやっとした顔をしている。
「あー…もー…おまえどんだけ
可愛いんだよ…キスしてぇ」
そう言うと大輝はだんだん顔を
近づけてくる。
助けを求めようと赤司くんをみると
むっとした表情をしていた。
「ちょ、ちょ!!」
「あ?」
唇が触れるぎりぎりのところで
私は大輝をとめた。
息がかかるくらいの距離。
「あ、赤司くんの前でそんなこと
しないで!ばか!変態!
いこ!赤司くん!」
私は赤司くんと体育館倉庫をでた。
見なくてもわかる…
…大輝怒ってるよぉ!!