第13章 私立誠凛高等学校
「ほんとですよ」
スタスタと私もテツくんの隣に立った。
「めっちゃ可愛い!」
「ええ!誰!?美少女!」
ざわめきが広がる中、
冷静なメガネをかけている先輩が
私の方を見て、話しを続けた。
「静かにしろー…えーと、名前は?」
「あ、はじめまして!
男子バスケ部のマネージャー希望です!
帝光中から来ました、黄瀬…」
「「「「「「「 黄瀬!? 」」」」」」」
「は、はい、えっと何か…?」
「え、黄瀬ってキセキの世代の…」
「ああ、それは双子の兄の涼太のことですね!
私は双子の妹の黄瀬涼音といいます。」
「「「「「「 妹ぉぉぉ!? 」」」」」」
な、なんでそんなにびっくりするんだろう!?