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【黒子のバスケ】オマエが欲しい

第11章 恋人の約束


「じゃぁみんなのところに戻るか」

「うん、あのね、大輝…
高校、一緒なとこ行かなくてごめんね」

「楽しみにしてる」

にっと大輝が私の方をみて
そういった。

あ…あれ…?
大輝この前信じてくれなかったのに…

「大輝、信じれくれるの?」

「あ?ったりめーだろ
俺が唯一惚れさせられた女なんだからよ」

大輝…

パッと大輝のほうを見ると
背けた顔は自信に満ち溢れていた。

途端に私は泣きそうになった。

大輝に信じてもらえるなんて
思っても見なかった。

「ありがと…」

大輝が楽しみにしてるのは
自分と張り合えるライバル。

「絶対、見つけて、
育てて、大輝を超えてみせる」

「おう」

そのとき大輝はきゅっと私の手を握った。

あったかい。

3月とはいってもまだ寒い。
冷たい手にあたたかな温もりが包まれる。



必ずまた……


コート上でーーーー。

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