第1章 憧れのプレイヤー
いやいやいや
ちょっと待て…!
「相手に触れずに転ばせるって
そんなの無理でしょ!」
うん、俺は常識を言った。
「アンクルブレイク」
アンクルブレイク?
俺がそう尋ねる前に
彼女は口を開いて説明した。
「相手の重心が軸足にある瞬間に
切り返すことで相手のバランスを
崩す高度なドリブルのテクニック」
な、なんだソレ…
まさか…
「青峰っち以外にもすごい人が!?」
「うん!みんな中学生離れしている
才能をもっているから話すと
永遠と話しちゃってキリがないから
涼太が来た時に実際に紹介するね」
恐るべしバスケ部。
でもかっこいい!
青峰っちに出会ってから
俺の人生は変わった。