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【黒子のバスケ】オマエが欲しい

第10章 決意


涼音SIDE

帝光中 VS 照栄中 試合。
強豪校相手にも関わらず
帝光中ダブルスコアで圧勝。

中にも一際輝く青い光。

あの夏。
海の砂浜で…大輝は私に打ち明けた。

大輝を…ミた。

今までみれた身体。

もうその身体は人類を超えて
しまうかのごとく
進化する寸前だった。

「大輝…」

ぽつり、と試合会場に私の声が
あらわれては消える。

ビーっ。

試合終了のブザービート。

「ありがとうございました」

選手の声が痛々しい。

そりゃそうだ。
特に木吉鉄平さんなんて
恐らく帝光中バスケ部のメンバーと
違う年代に生まれてたら
確実に天才と呼ばれていたんだから。

多分、負けたことはなかっただろう

いつの間にか、大輝の顔からは
あの頃のような笑顔が消えていた。

「俺と張り合えるやついねーのかよ」

ボソッと大輝が言った言葉
私は聞き逃さなかった。
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