第1章 1。
ある晴れた昼下がり市場へ続く道。
荷馬車の中の私は井戸を掘る年上の彼を思う。
翼があれば、また彼の所に帰れるだろうか。
神様、私は来世では彼と生きていきたい。
ゴトゴト揺れる荷馬車、私を乗せて市場へ。
冷たい鎖よ私の心も縛っておくれ。
ゴトゴト揺れる荷馬車
彼に初めて体を許した昨日の夜。
誰にも見せたことのない白い肌、彼が私の体に口付けを落とせば赤く花が咲いた。
「はぁっ…あっ。」
熱い吐息に暗闇の中の狭い部屋は温度を上昇させる。
「んっ…んんぅ……あっ…はあっ…あ…」
彼の手が私の胸の突起に触れられると声が甘く漏れた。
そして、そこにも何度も何度も口付けをした。
「んあっ…うぅ……」
ゆっくりと彼の手が私の足を撫で内股を割り開く。
「あっ…ふっ………」
私の太ももを優しく撫でるとまたそこに口付けた。
赤い花が咲く。
そして、彼は私の甘い蜜の奥へ口付けた。
「やぁっ……はぁっ……あん……あぁああぁあ……」
そしてよく濡れたそこに指を入れて奥深く私を暴く。
「はぁっ、はぁっ……あっああ…あ…んあ……」
そして、私は彼の全てを初めて受け入れた。
今日が初めてで最後、彼と一つになった。