第7章 行ってきます!
赤Side
赤「オーキド博士かあ…。」
ドン
黒服「気をつけろ小僧!」
赤「? あんな奴らこの町にいたかな。
(あっ!
あれはモンスターボール!)
こいつらポケモントレーナーだな。」
黒服「とにかくこのあたりに逃げこんだのは間違いない!!
なんとしてもさがしだすのだ!
幻のポケモンを!!」
赤(幻のポケモン?
なんだそりゃ?)
黒服「まだ探していない場所は西側の森か!
今夜は、そこを徹底調査だ!!」
赤「………。
いーいこときいちゃった。
その幻のポケモンとやら、このレッド様が先にイタダイちゃうもんね。」
まずはモンスターボールをたくさん買わないとな!
― ― ― ― ― ― ―
その夜“西の森”
赤「しめしめ、まだあいつらきてないぞ。
さあーて、幻のポケモンちゃんはドコかなあ~?」
大量に買ったモンスターボールは持てきれなくて
ふらふらよろよろするが‘幻のポケモン’とやらを
捕まえるためにそのまま真っ暗な森の道を歩いていた
赤「ん?アレ…は、なんだあ!?
誰かいる!
夕方のあいつらの仲間かな、クソォ!!」
?「よし!行けっヒトカゲ!!」
赤「ポケモン!
あいつ、ポケモントレーナーか!」
ゴオ!
! ビリ バリバリ
ゴオ! !
赤「すげえ…。
こんな戦い方、見たことないぜ。」
…あいつが使っている…あれはヒトカゲだ。
…でも、あっちの光っている方は何なんだ!?
今まで見たことないぞ。
ヘヘ、いいぞヒトカゲ!
行けっ、そこだっ!
?「………。もういい!戻れヒトカゲ!」
赤「~~~!え゛ーーー!?
ナニやってんだ!チャンスじゃねーか!!
勝てそうなのに、なんでやめちまうんだよーーー!!」
?「………。」
赤「くっ!
ええい!!行けっ!ニョロゾ!!
“みずでっぽう”だ!」
! ポウ… バシィ!
赤「!? うわっ!」
ボトリ…
赤「ニョロゾ!?」
ビュッ!
赤「うわ!
ニョロゾ!おい、しっかりしろ!」
?「おい…おまえ!
オレとあいつの戦いを見ていて、何も感じなかったのか?」