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愛情不足の幼馴染

第1章 幼馴染


歯を磨き終えて
部屋に戻ってきたと同時に
俺のベットに潜り込む。


「ふふふっ」


布団を頭までかぶり
なぜか笑う葉月。


『なに笑ってんの?
気持ち悪いんですけど。笑』

「宏光の匂いするー。」

『匂いフェチか。笑』

「宏光の匂いって
すごい落ち着く…。」


ちょっと待て。
そんなこと言われたら
嬉しすぎるんですけど。


「この布団
持ち帰っていい?」

『変態。』


口を尖らせて拗ねてる
その顔もすげー好き。


『毎日ここに帰ってくれば
いいんじゃね?』


思わず心の声が漏れてしまった。


「んー、そうしよっかなー。笑」


冗談だと決めつけての
その返答にちょっとだけ
ショックを受けた。


「眠くなってきた…。」

『ちょっと、
それ俺のベットなんだけど。』

「早い者勝ちだよ!」

『じゃいいよ。』


そう言って俺は
葉月を壁側に押して
できたスペースに潜り込む。


「ちょっとー!!
狭いんだけどー!!」

『だからうるせーって。
時間考えろ。』

「だって狭いんだもん!」


あまりにも狭い狭いうるさいから
後ろから抱きついてやった。
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