第14章 レトルトで結ばれたい
キヨ「そんなニヤニヤするくらい好きなら、したくなんねぇの?」
レト「そりゃならないわけないけどさ…タイミングってもんがあるし、向こうだって心の準備があるでしょうが」
キヨ「待って、まだキスするだけの話だよね?」
レト「そうだよ、何聞いてたんだよ」
キヨ「レトさんって童の貞じゃないよね?」
レト「違うに決まってんだろ!!!」
キヨ「あ、ならよかった」
一緒にいるときは、ちょっとそういうことを考えたりもする。でもキスは愚か、その先なんてって感じ。
キヨ「案外向こうも待ってんのかもよ」
レト「…そうなんかな」
キヨくんが、自分のバックを漁って何かを探し出す。
キヨ「これ、いざって時のために持ってな」
レト「なにこれ……!!?」
キヨ「そうなったとき無いと困るじゃん?レトさん、そういうとき準備してなさそうだしw」
彼から渡された物は…物は…男女の営みに必要不可欠な、あれでした。あれ。そう、あれです。
貰っときますよ、そりゃ。