第12章 ぴぴつわで片想い
『今日も、P-Pさんと話せました』
つわ「よかったじゃん」
『先輩のおかげですよ、ここまで仲良くなれたの』
つわ「可愛い後輩の頼みだからね」
酒の席。俺の前に座ってずっとPちゃんの話を繰り返す木条は、高校の後輩。俺が実況をしてることも知ってて、それをきっかけにゲーム実況を好きになった。
『やっぱり話してみても、すごく素敵な方ですね』
つわ「素敵かは分かんねぇけど、いい子ではあるわな」
『先輩とおんなじくらい、素敵ですよ』
つわ「!」
ちょっと前に、最近は誰の実況をよく観てるのか聞いたら食い気味でPちゃんの名前が挙がった。
だから会ってみたらなんて、あんまり乗り気じゃなかった木条をPちゃんに会わせた。
でもあっという間に意気投合しやがって。
ちょっと後悔とか、してんだよね…