第9章 チームTAKOSで5人の夜
かと言って、誰かの隣でナニするわけにもいかないし…トイレは誰が来るか分からないし…どうしよう。このままじゃ眠れない。
『……!』
そういえばさっき、アブさん…
"相手の許可無しにはできないかも"
って言ってなかったっけ…
じゃあもし、私が…"めちゃくちゃにしてください"とかお願いしたら…どうなるんだろう。
なんて考えてたら余計収まんなくなってきちゃったじゃん!?
ここは、一か八か…!
『あ、あの…アブさん…』
アブ「……」
『あっあの、差し支えなかったら…その』
アブ「……」
やっぱり、もう寝ちゃってるかな…
『はぁ…諦めよ』
アブ「なに諦めるの?」
『!』
背中を向けるアブさんが訊いてくる。そしてゆっくりとその身体は私の方を向いた。