第6章 牛沢でかまってよ
別の日…
牛沢「ねえ、まゆちゃん」
「なにその呼び方w気持ち悪いんだけどw」
牛沢「まゆちゃん、ぼくとあそぼうよ」
「何その声wあとちょっとだから向こう行ってて」
夕食を作っていると、背後から腕を回し一向に離れない眼鏡さん。正直、いまだけは邪魔ですね。
牛沢「まーだー」
柄にも無くぴょんぴょん跳ねるな!
たまに自分が暇だとこんな感じ。手伝いはしたくないけど、暇なのは嫌だと。……こいつ。
「さあさあ、もうすぐだからあっち行って」
牛沢「……」
「?、どしたの」
急に黙り込んで、どうしちゃったのよ。
私の肩に顎を乗せて、微動だにしなくなった彼。顔も見えないからちょっと怖いんですけど。
牛沢「…やばい」
「?」
と、思ったら…
牛沢「…いま、超幸せ」
振り返れば本当幸せそうにニコニコ…いやニヤニヤしているのが、
私の大好きな彼です。