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花より男子 〜つくしの従姉妹の物語〜

第14章 初めての夜【R18】


ん…なんか周りが明るい?
目を閉じていても朝日が顔に当たっているのがわかる。
えっと、私はどこにいるんだっけ。
目を閉じたままぼんやりと思いめぐらす。
そうだ、ネズミーランドのホテルだった。
そして、昨夜は司と…初めての…。

昨日のことを思い出し、急に恥ずかしくなる。
なんとなく目をあけると、
陽「あっ…」
柔らかく微笑んでいる司と目が合う。
陽「おはよう、もう起きてたんだ。」
司「おはよう」
陽「…寝顔見てた?」
司「まあな」

そう言って司が指で私の頬を触る。
なんだか照れてしまう。

陽「あんまり見ないでよ」
司「見てて飽きねえんだよ」
陽「なんか悪趣味。」
司「んなことはねえだろうに。」
司が私の髪の毛を触る。
陽「ちょっと、朝だし」
司「まだ早いって。6時だぜ。」
司の唇が耳元に近づく。
私の耳たぶを軽く食む。
陽「ちょっと、なにやってんの」
司「もう少し、昨日の続き…」
そう言って首筋にキスをしてくる。
陽「くすぐったいって。やだ…。きゃっ!」
司の手が胸の方に近づく。
とっさに司の手を取り防御する。
司「何やってんだよ」
陽「司こそ」
司「まだ時間あるだろ。な、ちょっとだけ、いいだろ。」
陽「やだ。シャワー浴びて着替える。」
起き上がろうとした私の肩をつかまれ、またベッドに押し倒される。
司「朝食は7時からだし。このフロアは専用の朝食会場があるから急いでいかなくてもいいんだぜ。」
陽「やだ。ちょっ!んっ。」
司の唇が私の唇を塞ぐ。
同時に手を取られ司が上に被さるようになってしまった。
陽「んん…っ」
司の舌が割り入れられ激しくうごめく。
そのうち甘い痺れに全身が包まれ、抵抗できなくなってしまった。
司の唇は口から首筋、鎖骨、そして胸へと移動する。
陽「もう、司のバカ…」
司の舌が胸の先端を攻める。
また体がほてりだし、身体中が敏感に反応し始める。

…結局それから司にフルコースで攻められてしまい、朝食に行けたのは9時すぎになってしまった。
みんなに遅い、とか何やってたんだ、とか言われてかなり恥ずかしかった。
でも司は何を血迷ったのか、
「うるせー、俺たちはいろいろやることあんだよ」
とか身も蓋もないこと言うから。
私はますます赤面してしまった。

でも、とてもいい記念日になったな…。
一生忘れられない誕生日になった!
司、ありがとう。



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