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花より男子 〜つくしの従姉妹の物語〜

第14章 初めての夜【R18】


司は最初こそ私に気を使ってくれてた。
でも、だんだん気持ちが良くなってきたのか、どんどん動きが早くなってきた。

「陽南、陽南、ああ、たまんねえよ。
陽南…いいよ…。」

「司、司、痛い…!ちょっとやめて!」

つい口に出てしまったが司は止まらない。

少し涙がにじむ。

「陽南、陽南、陽南…ああっ…」

司の動きがどんどん激しくなる。

かなり辛く、悲鳴にも似た声を出してしまう。

司はその声を聞いて、さらに激しく腰を動かし続ける。


「陽南、俺、俺、ああ…。」

しばらくして私の中で、司自身がビクビクっとなる感触があった。

司がイッたのだ。

司はうっすらと汗をにじませ呼吸を乱している。

「陽南、ごめん。痛かったよな。
つい気持ち良くなっちまって。」

司が私の目尻を指でなぞりながら言う。

「痛いって言ったのに。
聞いてくれないんだもん。」

「余裕がなかった。
ごめん。俺も初めてで。
みっともねえよな。
でも次は陽南にもっと優しくできそうな気がする。
今回はごめんな。
総二郎たちに色々聞いとくよ。」

「んーそれもどうかと思うけど…。
(なんかとんでも無いこと教えられそうだし…)
次は優しくしてね…。」

「本当にごめんな。」

額にキスをされ、髪を撫でられる。

「陽南、大好きだ…。ありがとう…。」
と言って私をぎゅっと抱きしめる。

司はとても満ち足りた幸せそうな顔をしている。
私は辛かったけど、そんな司の顔が見れたからよかったかな…。
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