第14章 初めての夜【R18】
そのままベッドに運ばれて、ベッドサイドに腰掛けるように降ろされた。
司が私の頭にキスをして髪を撫でている。
「陽南、とてもきれいだ。
ネックレスもよく似合ってる。」
そういって今度は唇にキスをされる。
司の舌が私の口の中に入り込み、舌を絡め取るように動く。
「ん、んん…」
くぐもった息が漏れる。
唇から耳元、首筋へと司は唇を添わせキスを落としていく。
くすぐったい感触がだんだん甘い痺れのように感じられる。
「あっ…」
司の手はいつの間にか私のブラウスのボタンを一つ一つ丁寧に外していく。
ブラウスを肩から脱がされ、ブラを外され、私の胸があらわになる。
そして優しくベッドに押し倒された。
これからのことを考えるととても恥ずかしくていたたまれない気持ちになる。
つい目を閉じて顔をそらしてしまう。
そして恥ずかしさから反射的に胸を手で隠してしまう。
「こら、隠すなって。」
「だって…」
「いいから、な。ほら。」
と言って力強い司の手が私の手を掴み、ベッドに優しく押し付ける。
私は手の力を抜き抗うのをやめた。
「陽南…」
自由になった司の手は私の胸の膨らみを優しく触れ始める。
指が先端を刺激するとプックリとした乳首が現れる。
そしてなんとも言えない甘い感覚が私の体に広がり始める。
「あん…」
つい声が漏れてしまい、自分の声にハッとし手で口元を押さえる。
(やだ、なんて声出しちゃったんだろ…)