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花より男子 〜つくしの従姉妹の物語〜

第12章 F3


…道明寺のその後。

西「それにしてもそんなに簡単に陽南ちゃんの両親を攻略するとはな。」
道「リサーチ力と道明寺財閥の財力の勝利だな。
カープブーム万歳だよ。
広島県民らしく一家でカープの大ファンなんだ。
こないだの巨人戦がさ、たまたま広島の黒田の登板日だったんだよ。
んで、ドームのうちの年間指定席に招待したらもう。
コロッと。
一家の心わしづかみだぜ。こんな簡単でいいのかと思うくらいだよ。
黒田が勝ち投手になったのも良かったのかもな。
もう家族ぐるみのお付き合いだぜ。」

西「へえー。で、肝心の陽南ちゃんとの計画は?」
道「また俺様の財力と財閥のコネを駆使するぜ。
陽南の誕生日が6月なんだけどな。
ネズミーランドのクラブ55で誕生パーティーすっから。」
西「へえ?クラブ55ってかなり限られた会員しか使えないとこだろ。
道明寺財閥すげえな。」
美「マジか?おいおい、夢の国から一番遠い奴がそこを使うか。
気に入らなくてもマッキーを殴るなよ。」
道「何言ってんだよ。
誕生パーティーだからお前らも来るんだぜ。」
西「え?やだよ。
めんどくせえ。ネズミーランドなんかもう興味ねえよ。」
道「二人っきりだとやっぱりまずいかなと思ってさ。
F4と牧野と三条と茂と牧野の友達と和也に声かけようかと思ってる。」
美「ふーん。で、そのあとは?」
道「で、コテコテなんだけどさ、シーのホテルメラコスタのスーペリアルームとった。
あ、その日はメラコスタのスーペリアフロアは俺で貸切だからお前らも泊まりたかったら泊まっていいぜ。
3階以上のとこな。」
西「な!マジか?オリレンタルランドがよく許したな。
道明寺財閥マジで半端ねえな。
彼女連れてってもいいか?」
道「好きにしろよ。
クラブ55はちょっとまずいんだけどな。
ホテルは自由だから。」
美「よし!俺も誰か声かけてみよう。
サンキュー司!」

道「陽南ってドナルドドックと同じ誕生日で、すんげー好きなんだよ。
だからドナルドにも協力させるんだな、これが。」
西「うわー、ドナルドの私的利用ってできるのか。」
道「けっこう金かかったぜー。」
美「なんかお前、怖ーよ。何者なんだよ。」

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