第2章 リゾート地へ
つ「嫌よ!何で私があんたとリゾートに行かなきゃならないのよ!」
道「うるせえ。黙って大人しくしろ!」
つ「ヤダヤダヤダヤダ!離してよ。絶対に嫌だ!」
何発か道明寺を殴るが効いてない。
BMWに無理やり乗せられてしまった。
道「諦めて大人しくしろって。
海があっていいリゾートなんだぜ。
あ、そういえばあのお前のいとこも来るぜ。
いいのか?西門の毒牙にかかるかもしれないぜ。」
つ「陽南を?何で?誰が誘ったの?」
道「沢井製薬ってうちのグループ会社と取引があんだよ。
そっち方面から誘いをかけたら、母親から喜んで参加させるって言ってきたぜ。」
つ「あんたって最低!陽南の家をどうしようとしてたのよ!」
道「どうもしやしないよ。
これからのアジア進出のお役立ちにとかなんとかかんとか。適当にな。」
つ「はあ?何よそれ。嘘ついたの?」
道「まるっきし嘘じゃねえよ。俺が親父のあと継いだら沢井製薬に協力するさ。」
つ「何年後のことよ!陽南…かわいそう。いじめたり手を出したら私が許さないからね!西門さんにも言っといてよ。」
道「知るかよ。お前も来て監視すりゃいいじゃねえかよ。」
悪魔のように微笑む道明寺。
ムカつく。
でも陽南が心配だから。
行くとするか…。
ああ、憂鬱。