第9章 少し先【R18】
陽「やだ、恥ずかしいよ。」
司「今日は胸だけ。
時間も限られてるからな。
なあ、陽南、腕を降ろしてくれよ。」
肩や鎖骨にキスを落とされる。
キスマークがつかないように優しく唇を這わせる司。
両手の力が少し抜けたところで、司の左手に両手首を掴まれ頭の上に持っていかれる。
陽「あっ!」
力が強い…。
ちょっと怖くなり顔をしかめてしまう。
司「大丈夫だから。
乱暴にはしやしない。
いつもの俺だよ。
怖くなんかねえだろ?」
前髪に触られながら唇にもう一度優しい触れるだけのキスをされる。
そして司の右手は私の背中に回りブラのホックを外す。
ブラがずり上げられ胸がこぼれる。
陽「司、恥ずかしいよ…。」
司「恥ずかしがることないって。
陽南はとっても綺麗だ。
とても綺麗でかわいい胸をしてる…。」
耳元で囁かれ首筋や耳朶に沿うようにキスをされる。
キスを落とされる度に、その場所に痺れるような感覚がある。
そして司の手は胸の先端の敏感な部分に触れる。
指で先端をつまんだり指の腹で転がしたり。
手のひらで胸のふくらみを優しく包んで触ったり。
やがてぷっくりとした胸の突起が現れる。
陽「あんっ…」思わず声が漏れる。
司「陽南、かわいいよ。もっと声を聞かせてくれ。」
陽「やだ、司。なんでそんなに慣れてるの?
初めてじゃないの。」
司「最後まではしたことねえけどな。
そこに至るまでは実は何度かあるんだ。」
陽「そうなの…?
私だけがまったく初めてなの?ああん…。」
司「つまんねえこと気にすんな。
怖かったら目を瞑ってろ…。」
司の目も何だか潤んでる?
何だかとても艶っぽくて吸い込まれそう。
少し息も荒いし…。
今度は司の舌が私のもう片方の胸の頂を攻める。
舌で転がしたり吸ったり。
ペチャペチャと音がしてる。
甘い痺れのような感覚が身体中に走り、思わず掠れたような声が漏れてしまう。
陽「あ…ん、司。司。ん、ん…。」
何だか体の中心が熱くなって疼くような気がする。
息が上がり思わず両足をこすり合わせてしまう感覚。
なにこれ?
私はどうしちゃったんだろう。身体中が熱い。
足や腰をよじっている私に気付いた司。
司「陽南、感じてるのか?嬉しいよ。
本当はもっと先に進みたいけどな…。
残念だけどもうそろそろ時間だな。」
司に最後にしっかりと抱きしめられ優しくキスをされる。
