• テキストサイズ

花より男子 〜つくしの従姉妹の物語〜

第1章 転校生


やっと昼休み。
とりあえずF4には挨拶してた方がいいからってつくしが連れて行ってくれることになった。
とてもかっこよくて怖い人たちらしい。
そういうの苦手。
嫌だなあ。
私人見知りする方なんだよね。

「ふーん。つくしは道明寺って人に好かれてるんだ。
付き合わないの?」
「キレると凶暴だけど根はいい奴なんだけどね。
自分でもよくわからないんだ。
あ、あそこの四人だよ。」
カフェテリア内。
つくしの目線の先には四人の男の子が座っている。
周りも注目してるみたい。

確かに全員かっこいい。
広島にはなかなかいないタイプだな。
着てるものも高そうでおしゃれだし。
「ちょっといい?紹介しておきたい子がいるんだ。
この子、私のいとこで沢井陽南子って言うの。
今日から転校してきたから。
広島から来て慣れてないし。
いじめちゃダメだよ。」

「へえ?牧野に目元が良く似てるね。よろしく。」
と一番に言ってくれたのは、あとでつくしに聞いたところによると西門さんという人だったらしい。
「牧野に似てるけど牧野よりシュッとして上品な感じだね?背も高いしスタイルもいいよね。」
と言ったのは美作さんだったらしい。
「なにそれ、あんたたち私にも陽南にも失礼すぎるでしょ!」
つくしが噛み付いているけど、その二人は笑顔で受け流している。
「はじめまして、沢井陽南子です。
よろしくお願いします。」
と緊張してて言うのがやっとだった。

あとの2人のうち1人、サラサラ髪の人は眠そうで目がまともに開いてない。
もう一人は私をすごい目で睨んでる?
カールした髪の毛。
綺麗な顔立ちなのに目が鋭くて怖い。
目が合わせられない。

「えーっと、道明寺と西門さんと美作さんと花沢類。」
一人一人を差しながらつくしが紹介してくれた。

/ 71ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp