• テキストサイズ

花より男子 〜つくしの従姉妹の物語〜

第3章 出来事


陽「わ、わたしもお邪魔よね、さ、散歩に行ってくる。」
つ「陽南!ダメ!」
道「沢井!ここにいろ!」
陽「で、でも。二人は…。
結局仲良しじゃん。
仲直りしてくださいって。」
つ「な、何言ってんのよ。
私をこの野獣と二人きりにする気?
絶対にダメ!恨むよ!」
私の腕を掴み昨日より強く食い下がるつくし。
どうしたのかな。なんか変。
道「お、おれも牧野と二人になると言い合いになるからな。
沢井がいた方が冷静に話せる気がするし、た、楽しい、かな。」
え?道明寺さんが赤くなってる?
つくしといたいのに照れて強がってるのかな?
道「お、お前って見た目は上品な牧野って感じなのに、実は訛ったりスポーツすごかったりして。
い、良いと思うぜ。そのキャップが。」
つ「ギャップだってば。本当にバカ。」
道「うるせ〜んだよ。お前はいちいちあげ足とりやがって。
小せえな。沢井を見習え!」
つ「かーっ、間違ってるから直してあげてんじゃん。
ありがたく思いなよ。」
またはじまった。本当に仲がいい。
F3が持て余すのもわかる気がする。
私は本当にお邪魔だな。

陽「つくし、道明寺さんとちゃんとお話ししてよ。
やっぱり私は邪魔みたい。散歩してくる。」
道「や、本当に二人きりにすんなって!沢井!行くな!」
つ「陽南!行かないで!」
道明寺さんに腕をつかまれる。
道明寺さんの目が本当に行ってほしくなさそうにも見えたけど。
まさかね。
掴んでる腕をじっと見てると
道「あ、悪いっ。」
と離してくれた。
私は、はいはい、って感じで受け流しその場を離れた。
道明寺さんもつくしに対して素直になればいいのに。

/ 71ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp