第2章 プロローグ
吸血鬼の世界では、必ず【男】しか産まれないという。
そして、血に飢えた男の吸血鬼は、人間である女の血を飲み干す。そうしなければ、吸血鬼共は、生きていけない。
普通の人間みたいに、過ごしてもいずれかは血が必要となる。
だから、吸血鬼共は血を求めるのだった。
しかし、それを覆す出来事が起こった。それは、【女】の吸血鬼が存在するという。
【女】の吸血鬼の血を飲めば、今まで以上の力を得る事が可能となった。本来なら有り得ない出来事だが、それが起きてしまった。
だが、見つけるのはかなりの困難だったのだ。
それは…【男】の吸血鬼共は、最初知る由もなかった。
これを知ったら、とんでもない出来事が起こりそうだ…………。
知ったら、血を求めて来るだろう…………………………。