第2章 2話
みっちゃんの突然の来訪とよくわからないけど拉致られてる私。
次のメニューまだ30分あるし、次のメニューもいつも通りなので私が指示せずともやって行けるだろうと思いとりあえず、私のいた第三体育館を後にした。
新井「本当突然ごめんね!!でも、楓も悪いんだからねっ!!」
私「はいっ??」
新井「今日さ目に見えて赤司くんご機嫌斜めなんだよねー。いつもは凄い大人びていて冷静で温厚でお人好しもいいとこなんだけど。」
私「それで何故私なわけ??」
新井「黒子君と黄瀬くんが楓が怒らせたって言うから。」
私が怒らせたってのはわからなくもないけどそもそもあんな口喧嘩程度何時ものことで、いっつも軽くあしらってるくせに今日はまた何でなんだか。
でも、とりあえずさつきちゃんみたいにみっちゃんは喧嘩の内容は知らないようだからさっさと誤ってこよう。
新井「それから、お昼のパンの事だけど逢沢くんに渡したのは私だけど買ったのは別の人だよ。」
何だそのややこしい話は。
新井「私に託けたのは赤司くん。楓の彼氏に預けてって言われたんだけど、やっぱ赤司くんて凄いね!何でも知ってるし(以下略)赤司様かっこいいよね!」
私「はいはい、でたよみっちゃんの赤司様かっこいい発言。奴はそんなに優しくないし「やぁ、珍しいお客さんだね。」
私の言葉にわざと食い気味で話してきた彼は今日一の笑顔で笑いかけてくる。
笑顔なのに悪寒がする。
赤司「奴はそんなに優しくないし、それでどうしたんだい??」
新井「あ、赤司くんお昼の事何だけどね楓がお礼をいいたいって。後、今日の事を謝りたいんだって!」
みっちゃんは赤司に対して少々盲目的な所があり彼の笑顔に顔を赤らめている。
あと、謝りたいと自主的に来たわけではなかったはずなんだけど。
てか、拉致られたはずなんだけど!?
赤司「ありがとう新井さん。もう仕事に戻っていいよ。」
新井「はい。じゃーねー楓!がんばっ!!」
心強い友人もいなくなり私は体育館と体育館を繋ぐ人通りの少ない屋根なしの廊下で2人。心なしか無音に聞こえるのも目の前の彼が異常なオーラを纏って虫一匹さえもこの空間から排除しているからなのかもしれない。
私は今から死刑宣告でもされるの??
謝るとは思ったけど正直に言えばどれのことかすらわからなかった。