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厄介な天帝さん

第1章 1話


私とあいつは幼馴染。

あ、あいつとは真っ赤なギラギラした髪をちらつかせて無駄に整った顔をいつも偉そうにして肩ジャージの帝王、赤司征十郎。

あいつとは家が向かいのご近所さんで私がよちよち歩きの時からの顔見知り、別に仲はよくない。

今日の登校中だって、
赤司「おはよう。いつもいつも寝癖酷いな!それは一体全体どうなってるんだ、最早芸術の粋だぞ(笑)あと、リボンが縦結び」

私「あーあー朝からうるさいな〜!!!いつもいつも余計なことばっか!!そんなんだから赤司様なんでしょ!!」

赤司「ふーん、赤司様か、、」

いっつも涼しそうな顔をして何処か別次元の赤司はバスケ部の女子マネからそう呼ばれていると同じクラスのさつきちゃんから聞いていた。

曲がり角を曲がったところでバスケ部のあの2人に出会った。
赤司「やぁ、2人ともおはよう。」

紫原「あ〜、赤ちんだ〜おはよ」
緑間「あぁ、赤司はいつも早いな。」

(でたな、バスケ部の変人どもめ)

緑間「おい、聞こえてるぞ」

そういうと緑間が眼鏡をカチャカチャして私を睨んでた。

紫原「あ〜、楓ちんもいたんだ〜おはよ〜」
私「紫原くん、おはよう!」
赤司「紫原、お菓子を食べこぼすな。」
紫原「うぇ〜、ごめんなさ〜い」
緑間「そういえば、赤司。今日の2軍の練習試合の件なんだが....

やっぱ強豪校の主将はちがうな。毎日毎日こうも面白くない会話ばかりよくよってられるよね!!私のバトミントン部なんて目標が目指せ関東大会なのに・・・。

赤司「おい、止まれ。」
私 「んっ?? ・・・・いたっいたいいたい」
突然後ろから髪を引っ張られた。
赤司「よし、出来たぞ。」
紫原「うわぁ〜赤ちん器用だね〜手櫛なのにびっくり〜」
緑間「まぁ、これなら寝癖は隠れるのだよ。」
赤司は器用に私の肩まである髪を一つに纏めて頭のてっぺん辺りでポニーテールにしていた。

赤司「見るに絶えなかったからな。あと、じっとしてろ。」
私 「ほっ??!」

いきなり赤司の顔が近づいて私の口からアホみたいな声がでた。
赤司「ふっ。何だ、アホみたいな声を出して。...よし、出来た。」
紫原「わ〜あれだね〜、赤ちんと楓ちん新婚さんみたい〜。」
赤司&私「「はっ?」」
緑間「紫原、新婚さんは奥さんが旦那さんにネクタイを結んで貰わないのだよ。」
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