第5章 将来の花と太陽
?「キィィィィィ!!」
「……………………なに。」
朝。
聞いたことのない鳴き声で桜は起きた。
死神ではないし 犬 猫でもない。
「なんだろ?」
そして窓の外を見ると………………。
「!?!?!?!?」
バンッ!!!
ダダダダダダダ!!!
「ひどい傷!!!」
外には桜より少し大きい鳥がいた。
そしてその鳥は大怪我をおっていた。
「蕾花姫 癒しの術。」
おおきな蕾が鳥を覆う。
鳥「……………………キィ?」
すこしだけ目を開かせた鳥。
少し桜は安心した。
「待ってて すぐに治すから……。」
蕾花姫に霊圧をこめていく。
そして20分後……。
「開花……。」
傷がすっかり戻った鳥が出てきた。
鳥「キィ♪」
心底安心した桜。
早くに見つけてよかったと思う。
あと少し遅れてたら完全には治せなかったはずだから。
「あなた体が汚れちゃってるじゃん。
せっかく綺麗な顔してるんだから もったいない。
おいで 綺麗にしよ。」
鳥「キィ♪」
すこし広いところに移動する。
そして最近覚えた技を使う。
「時雨花姫!!」
すると鳥の上に雨雲ができる。
「降れ!」
サァァァァァ……。
たくさんの小雨が降る。
「ほんとはこういう時に使うものじゃないんだけど。
今日は特別ね?」
鳥「キィキィ!!」
「あははっ!うごかないでよー。」
そして2時間後。
体全てを洗いまた花姫をつかって汚れを落とすと………………
「こんな綺麗な鳥 見たことない……。」
全体的にはクリーム色。
しかし頭の先にあるリボンのような毛はオレンジ。
目もパッチリしてて。
「かわいいっ!!!!」