第4章 美しい芽
「よし こんなもん?」
あれから藍染は帰り桜はひとりで
隊舎の掃除をしていた。
まず自分の部屋。
白を基調とした家具などをおき 女の子らしい部屋になった。
「うん!いいかんじ!!」
今日はよく眠れそうだ。
そう思った桜であった。
隊舎は一階建てで一階に部屋が10ある。
そのうちの一つを自分の部屋とした。
一つは鍛錬場。
また一つは軌道の鍛錬場。
などさまざまな部屋を作っていった。
「今日はこんなもんでいいかな。
もう 暗くなってきたし。」
外はすこしオレンジ色になっていた。
「……きれい。」
綺麗な夕日が桜の部屋の窓から見える。
「……オレンジ色 きれいだぁ……。」
綺麗なオレンジ色に見とれる桜。
そんな中 二十番隊にお客さんが。
「総隊長!!!」
山「……ほう 綺麗じゃの。
部屋も綺麗で外も綺麗じゃ。」
「ありがとうございます!
どうかなされたんですか?」
山「明日からもう任務にあたってもらう。
今日は明日の任務を伝えに来た。」
明日からもう仕事。
隊長は大変だと思った桜だった。
山「二十番隊には現世のパトロールをお願いしたい。」
「現世?」
現世。
この尸魂界の反対側のような世界。
また現世の人々は死神の姿を見ることはできない。
ただし それは霊力の低い人間。
霊力が高い人間は死神が見える。
山「とゆうことじゃ。」
「……ほほぅ。」
山「まあ 後は実際に行ってみればわかる。
というわけで明日からよろしくな。」
「わかりました。」
そして総隊長は去っていった。
桜は現世を知らなかった。
そして桜は知らなかった。
明日の現世のパトロールが将来の桜
の運命を大きく変えることも。