第4章 美しい芽
「なぜ また私がここにいるんですか!?」
とてつもなく大きな声が瀞霊廷に響きわたった。
?「仕方がないだろ 俺らだって来たくてきたんじゃねぇよ。」
「…………ほんとにうざい……。」
大きな声を出したのは紛れもなく桜。
そして それに対していちいち口を開く
十番隊 隊長 日番谷冬獅郎。
あのギリアン事件以来 いろいろと桜にちょっかいを出してくる。
冬「だ・れ・が うざいって?」
「最近 私によく憎まれ口をたたく
銀髪の小学生。」
冬「なんだと?」
これも日常的になってきた。
一角だけでなく冬獅郎とも。
周りの人達はもう慣れてた。
?「うるさいぞ!静かにせい!!!」
ドンッ!!という音とともに護廷十三隊 総隊長 山本元柳斎が来る。
わかったかもしれないが今 桜は一番隊の隊舎にいて あの時と同じように隊長たちに囲まれてる。
あの護廷十三隊に入った日のように。
「総隊長 いきなり私に何の用ですか?
この前のギリアン事件は解決した筈です。」
元「そんな軽い事件のことで呼び出したりせん。
今日は貴様に頼み事がある。」
頼み事?
そう思い首を傾げる桜。
元「貴様に今度できる《二十番隊》の隊長になって欲しい。」
「ふーん。
私に二十番隊の隊長ねぇ………………」
………………………………え。
「ええええええええええええええ!!!!!」
本日2度目の大きな声が瀞霊廷に響きわたった。