• テキストサイズ

Flower story 《 BLEACH 》

第3章 種から芽へ




一「…………え 桜?」


驚いた一角の目線の先には少しだけ目を開いた桜がいた。

少し目を細め笑っている桜が。


「甘党屋 連れてってくれるんでしょ?
私 忘れないからね?」


いたずらっぽい笑顔で一角を見る桜。

その笑顔に今まで不安しかなかった一角の心が溶かされていく。


一「な んで?大丈夫なのかよ!?
まだ 起きるなよ!卯ノ花さん呼んできてやっからよ!」


そして瞬歩で一角は卯ノ花を探しに行った。


「……もう すぐどっか行くんだから。」


そして桜は考えた。

あの大量のギリアンのことを。

今回は倒せたからよかったものの 何回もあんなにギリアンが来たらさすがに耐えられない。


「……もっと 強くならなきゃ……。
みんなを 守れるように。」


もう二度と自分の目の前で血は流させないと
誓った桜。

一角を守れたことを少し誇りに思っていた。

しかし あんなに長い時間 始解の花姫を使ったのは初めてだった。

そのため 疲労で倒れてしまったのだ。


「まだまだ 花姫のことを知らないと……。」


横にある花姫を見る。


「花姫……もっとあなたのことが知りたい。
あなたのすべてを私に教えて……。」


そして……………………


一「桜!!!!」


大きく扉をあけて一角が入ってきたが桜は寝ていた。


卯「眠っていますね。
まだ少し寝かせてあげましょう。
また目を覚ましたら呼んでください。」


そして卯ノ花はまた部屋を出ていく。


一「さっきまで起きてたのにどうしたんだよ。」


この声は桜には 届かなかった。

/ 363ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp