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Flower story 《 BLEACH 》

第20章 蝶の奪還episode3





その夜、

ひとりで自室にいたのは、
5番隊隊長 愛染惣右介。

そこに




雛森「あ…愛染隊長…。」




愛染「どうしたんだい雛森君。」




雛森「すみません。
少しだけお話をさせていただけませんか。
ゼ…ッタイに寝ません‼だからどうか…。」




愛染「僕が無礼を理由に追い返すとおもうのかい?
日ごろ僕はそんなに冷たく見えているのかな?
入りなさい。いつまでもいるといいよ。」




そんな愛染の言葉に頬を赤くする雛森。

優しい愛染の言葉に副隊長としてではなく、
女としての好意が芽生える雛森。


夜深くまで話をしていた2人。




愛染「阿散井くんが罷免されて喜ぶ人なんていないからね。」




愛染の言葉の一つ一つが、
雛森の胸を打つ。



愛染隊長の言葉も声も
愛染隊長のすべてが、あたしの心を
洗い流してくれる。

今夜ここにきて本当によかった。

あたしはあなたの下で働けて幸せです。

愛染隊長……




夜深く。
愛染は出かける。

愛染の部屋には眠っている雛森がいた。




┈┈┈┈┈┈┈ ❁ ❁ ❁ ┈┈┈┈┈┈┈┈




雛森「…す…‼すいません‼‼
あたしいつの間にか
寝ちゃってたみたいで……あれ?」




雛森は飛び起きてあたりを見回す。

しかし……




雛森「愛染隊長…?いない…。」




ジリリリリリリリリ…‼




雛森「………。
ふわあ…!?もうこんな時間!?」




雛森は急いで支度をし、
定例集会に行く。




雛森「愛染隊長、はやく起きたなら
一言声かけてくれたらよかったのに
…定例集会間に合うかな…。」




雛森は急ぐために近道で、
裏を通っていく。

そこで……




雛森「いやああああああああ!!!!!」




「「「「‼‼‼」」」」




松本「なに!?」




吉良「雛森くんの声だ…‼‼」




死神たちが声のしたほうに集まる。

そこには…




雛森「あ…ああ…あ……愛染隊長!!!!!」




刀で胸を一突きにされ壁に貼り付けられた、
息のない愛染惣右介の姿があった。




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