第17章 太陽と交わす夏の約束
浦原商店では一護の修行が行われていた。
レッスンといわれた課題をクリアしていく一護。
しかし内心、焦っていることがあった。
桜がいない。
修行をはじめて3日。
どこにも桜の霊圧を感じなかった。
かろうじて感じていた霊圧がある日を堺にプッツリと消えてしまっていた。
一「浦原さん、桜は…………」
喜「大丈夫っス。桜さんがそんな簡単に死ぬはずがない。
なにか理由があるんスよ。大丈夫です。信じて待ちましょう。」
信じている。
でもどうしても不安だった。
その時だった
『一護さん……。』
一「!!!!!」
どこからか声がして一護は顔をあげる。
そこには…………
一「……コハク…………?」
桜の鳥、コハクの姿がそこにはあった。
『一護さん、助けてください。
桜が…………。』
一「桜!? 桜になんかあったのか!?」
『とにかくついてきて頂けませんか?』
一「浦原さん、わりぃ。ちょっと行ってくる。」
喜「わかりました。できるだけ早く帰ってきてくださいね。」
一「あぁ。」
そして一護はコハクと共に桜のいる場所を目指して走った。