第13章 雲と出会った太陽
◌⑅◌┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈◌⑅◌
一護とルキアは全力で走っていた。
伝令機で指定された場所へ。
指定された場所の近くまで来ると2人して
違和感を感じる。
ル (なんだ?この違和感は……………………?)
しかし、すぐにその違和感の正体に気づく。
霊圧で分かる。
この霊圧は………………………………。
一・ル「「桜が戦ってる!!!」」
2人は一段とスピードを上げて走り出した。
◌⑅◌┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈◌⑅◌
虚「ウォォォォォォォォォ!!!!」
おぞましい雄叫びをあげて虚は2人に襲いかかる。
主に桜に。
「わっ、あぶなっ!!」
とか言いつつ桜は余裕で虚の攻撃をかわす。
高校生の女の子とは思えない身体能力だった。
突っ込んできた虚をジャンプしてかわし、そのまま
虚の背中に乗る。
そして思い出す。
喜助に教えられたことを…………
喜『いいっスか桜さん。
あなたには霊圧がある。それも異常な。
でも、まだ使いこなすには早すぎるんス。
だからひとつだけ教えときますね、身を守る方法。
まず、手のひらの中心に霊圧を込める。』
(霊圧を込める……………………。)
桜は目をつぶり集中した。
すると、手のひらに白い光が集まる。
喜『そして、それを小さく凝縮させる。』
(凝縮させる………………………………。)
桜が感覚的に凝縮させると手のひらには
白い小さな光の玉が出来ていた。
(……出来た!!次は……………………。)
喜『白い小さな光の玉ができたらそれを敵に向かってぶつける感覚で投げるんス。』
(ぶつける感覚で投げる!!!)
桜はぶつける感覚で投げた。
すると光の玉は虚の頭に直撃して……………………
ドオオオオオオオオオン!!!!!
あたりに大きな爆発音が響いた。