第12章 芽生えた新しい種
一「しかし キレイに傷がふさがるもんだよなー。」
次の日の昼休み。
桜と一護は屋上に来ていた。
ふたりでご飯を食べていたのだ。
「ホントだよね。私もあの傷が治ったし。」
ル「当たり前だ。私は鬼道の成績がトップクラスだったからな。
あれくらい朝飯前だ。」
一「うわぁ!?!?な、んでテメーがいんだよ!?」
いきなりのルキアの登場に驚く一護。
声には出さないが桜も驚いていた。
すると............
?「あれ?また君たち一緒にいるの?」
一「水色!」
一護の友達の 小島水色。
幼いルックスで年上から絶大な人気を誇る。
と、桜は聞いていた。
水「一護、もう少し周りの目気にしたら?」
一「アホ。俺が周りの目気にしてたらとっくの昔に髪の毛染めてるわ。」
水「それもそうだね。
あ、こんにちは朽木さん、桜ちゃん
♪」
クルッと二人の方を向き眩しい笑顔で挨拶をしてくる水色。
ル「こんにちは...えーと...小島くん?」
「こんにちは水色くん。」
二人も水色には適わないが笑顔で挨拶を返す。
水「まだちゃんと自己紹介してなかったね。
僕は小島水色 15歳!趣味は...」
一「女あさりだ。」
「え!?」
突然の一護の言葉に驚く桜。
そして横目でチラッと桜を見ると...
一「こんな顔してものすごいタラシだぞ。
桜お前気をつけろよ?」
と言って席を立ち桜の頭をポンポンと2回優しく叩くと桜の横に腰掛けた。
水「ちがうよ!僕は年上の女性にしか興味ないの!!まぁ...............」
そして水色は桜を見つめると。
水「桜ちゃんは僕の許容範囲だけど。」
「え、あの......」
水色に見つめられアタフタする桜。
すると一護が二人の中に割って入って
一「バカ。本気にすんな。
お前にはちゃんと好きなヤツいるんだろ?」
一護が桜の目の前にしゃがみ込んで桜の顔を除く。
「う、うん///」
恥ずかしくなって桜は下を向く。