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Flower story 《 BLEACH 》

第11章 芽生える友情の花


お兄ちゃんが15歳の時に生まれた妹。

それは妹というより娘に近かった。

父親も母親も最低な人間でふたりから隠れるようにして妹の世話をしていた。


虚「そして18歳の時。3歳の織姫を連れて俺達は家を飛び出したんだ!!
それ以来ずっと俺達はふたりで暮らしていた!!!
織姫を育ててきたのは俺なんだ!!」


そう言いながら一護に飛びかかる虚。

それを一護は斬魄刀でガッチリと受け止める。


一「...ふざけんなよ...!
井上は井上。誰のモノでもねぇよ...!」


虚「俺の物だ!!!
俺は織姫のために生きた。だが、織姫は俺のためには生きてくれない。
なら...!」




虚「俺のために死ぬべきだ!!!!」




一護はその言葉に目を見開き虚を飛ばす。

しかし虚が飛ばされた方向には織姫がいた。

虚は織姫に向かって大きな口を開けて飛びかかる。


一「やめろっ!!!!」


ドンッ!!!!

という音。

桜も少しだけ目を開ける。

するとそこには信じられない光景が広がっていた。


虚「お、り...ひ、め?」


織姫は虚の攻撃をしっかりと受け、虚は織姫の肩に噛み付いていた。

織姫の肩からは血が飛ぶ。

しかし織姫は虚の頭を押さえており、離れる気配は一つもなかった。


織「...ごめんね、お兄ちゃん。
...あたしお兄ちゃんに聞いてほしかったの。
学校であったことや好きな人たちのこと。 ...あたし 見せたかったの。
お兄ちゃんが心配すると思って...。
あたしは元気です...。幸せです。
だから心配しないでって.........!」


その言葉を聞き虚からまがまがしい霊圧が消える。


織「でもそれがお兄ちゃんを悲しませてたなんて......。
あたし、全然気づかなかった。
...お兄ちゃん、悲しませてごめんなさい。
...............だいすき......。」


そして織姫は床に倒れた。

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