第1章 番外編 1
「お、降ろせ!おい!」
暴れて攻撃するが全く効いていない。
こうして路地に連れ込まれてしまった。
「やめろよ、なにすんだよ!」
「いいじゃん、別に」
「よくない!」
降ろされた一瞬のうちに逃げようともしたが、うまく壁に追い込まれ、完全に逃げ場がなくなってしまった。
やばい、やばいって。
頭が混乱してきて、何を考えても頭から吹っ飛んでってしまう。
そうこうしているうちに、制服をするすると脱がされてしまった。
上だけだけど。
隼人の指が、俺の肌を撫でる。
「んっ………いやっ………嫌だってば…」
「うそ。だって下、もうちょっと硬いよ」
「あっ……!」
隼人はにやりと笑い、俺のそこに触れる。
実際、図書室のあの時からちょっと………本当にちょっとだけ期待してたんだと思う。
それがばれてしまって、恥ずかしさで死にそうになった。
「顔真っ赤。かわいい」
「ん、ぁ…」
ちゅっと音をたてながら頬に口付けられる。
それだけで、気持ちよかった。