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第3章 戸惑い
pipipipipi…
突如携帯のアラームの音でハッと我に返る。
音のおかげで二宮さんも少し力が抜けていたようで、渾身の力で押しのけて、カバンをひったくって凄いスピードで翔ちゃんの家を出た。
あの人、何考えてるの。
翔ちゃんよりも小柄な身体なのに力強くて、唇も翔ちゃんより薄くて、いつも温かい翔ちゃんのキスとは違って少し冷たかった。
でも、どこかに青い炎のような、そんな感覚を覚えたキスだった。
自然と唇を触ってしまい、首を振った。
私どうしたのかな、、翔ちゃんごめんね。。
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