第3章 うちはの長女
〜うちはの森〜
ザッ!
イタチ兄さんが高い木の上から目を瞑ったまま落ちてくる
シュッ!
カンカンカンカンッ!
そのまま二回に分けクナイを投げ、一回目に投げたクナイを二回目に投げたクナイで弾いて的の真ん中に当てた
サスケ
「すっげーよ、兄さん!! 岩の裏の死角の的にもど真ん中だ!!」
サスケは岩の陰に隠した的を覗いて言った
『前より精度が増したね』
イタチ
「そうか?まぁ任務に出ているからな」
イタチ兄さんは苦笑いをしながら言った
サスケ
「よーし…オレだって!」
サスケがクナイを構えながら言った
イタチ
「…サスケそろそろ帰ろう」
サスケ
「!……新しい手裏剣術教えてくれるって言っただろ!」
サスケが頬を膨らませてイタチ兄さんに言った
可愛すぎる(確信)
イタチ
「明日はちょっと大事な任務があってその準備がある」
サスケ
「……兄さんのうそつき」
『こらっ!サスケッ!!』
私はサスケに拳骨しながら言った
サスケ
「いってーよ姉さん!!」
『愛のムチよ』←
サスケ
「なんだよそれ!」
私とサスケがギャアギャアケンカしているとイタチ兄さんが苦笑いしながらサスケに向かって、「こっちに来い」という合図を出した
サスケはさっきまで怒っていたのが嘘のように素敵な笑顔でイタチ兄さんのほうへ走って行った