第13章 形勢逆転?w @ 及川徹
ある日、花の機嫌は恐ろしく悪かった。
静かな部屋で、及川は花の顔色を伺いつつも、強気な口調で物を言う。
「何不機嫌なの?」
『…』
花の返事はない。
それにイライラした及川は、床に座り込んでいた花を思いっきり蹴飛ばした。
倒れこむ花の髪を掴んで、上を向かせる。
「…無視?」
花は無言で髪を掴んだ手を払う。
「は…何…」
『…人には返事をすぐ返せって言うのに、三日も返事なかったんですね?』
「それは没収されてたって言ったでしょ?」
及川は部室でAVを見ていたのがバレて、三日間スマホを没収されていた。
それを花に伝えるのを忘れ、さらには風邪で花が休んでいたために直接伝えるこすらできなかった。
「それは不可抗力でしょ…?」
『…そうでしょうか?』
呆気に取られている及川の手首を、いつもは花に使われる手錠でまとめ上げる。
座り込む及川のソコを、グリグリと力を入れて踏み潰す。
「ちょっ…ああっ…!」
『気持ちよさそうによがってますね…人に変態って言うくせに、少し踏まれただけで勃たせちゃうなんて…変態。』
「花…?」
花の瞳は、光を帯びていない。
それに及川は恐怖を感じる。
『…たっぷり愛してあげます。』