第13章 形勢逆転?w @ 及川徹
冷たい眼で花を見下ろしながら、及川は花の手首を縛る手錠を一撫でした。
「…ムカつく奴が脅えてるとこってさ、すごくいいよね。」
『ムカつくのに…なんで付き合ってるんですか…?』
「花の天才肌以外のところは愛してるからね。流石に天才肌見せつけられたらムカつくよ。でも、好きって言ってくれたりとか、俺にだけ優しいところはとても好き。」
見せつけたくて見せつけているわけではないのに。
言われてやっているだけなのに。
それでも及川を愛しているから、花は及川に服従することを止められない。