第6章 第三章
その時の日向先輩の目はとても真剣な目をしていた。
日向先輩はとても仲間想いの人だ。
私は日向先輩の目を見てそう確信した。
だから、私は信じてみようかなと思ったのだ。
「・・・し、信じてみ用と思います・・・」
「おう。 少しずつでいいからな」
日向先輩はニコリと優しく笑った。
「はい」
私も笑い返した。
そして、私たちはまた歩き出した。
歩き出してから少ししてからまた変な空気が続いたが次は私が口をわった。
「日向先輩は、バスケしてるんですよね?」
「あぁ」
「もしかして、ポジションってSG(シューティングガード)ですか?」
「えぇ!?なんでわかったんだ?」
日向先輩は少し驚いていた。
「日向先輩見てればわかりますよ?
あ、日向先輩の家ここみたいなんで失礼しますね」
私はニコリと笑うと日向先輩に背を向けて歩き出した。
「気をつけて帰れよー」
日向先輩の声が聞こえて私はふりむき一礼をするとまた歩き出した。