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黒子のバスケ~美女と悪女~

第6章 第三章


「小金井慎ニ!よろしくっ!」

「・・・」

「あ、こいつは水戸部凛之助」

「土田聡史だ」

「えっと、、相田さん、日向さんに伊月さん、小金井さんに水戸部さん、土田さんで合ってますか?」

「あってるあってる!
私のことは相田さんじゃなくていいわ!」

「じゃぁ、リコ先輩で、、?」

「きゃー!私もこんな可愛い後輩がほしい!」
リコ先輩は右手を頬にそえながら言った。

「あ、そういえば、名前聞いてなかったわね」
リコ先輩は思い出したように言った。

「あっえと、日比野飛鳥です。帝光中学三年生です」
私はそう言うと頭を下げた。

「飛鳥ちゃんね。
帝光中学ってあのキセキの世代がいる!?」

「はい」

「でも、そいつらはお前をいじめてんだろ?
そんなやつら、すごくもなんともない」
日向先輩は、少し苛立ちを混じらせた口調で言った。

私はそんな風に思ってくれる人がいてすごく嬉しかった。

「あ、、でも、あの人たちは騙されてるだけなんですよ。
なんか、私がある子をいじめてるってなってるらしくて、、、」

「さっきも聞いたけど、許せないわね」

「私には私のことを信じてくれてる人がいますから大丈夫です。
それに、これには自分でかたをつけるつもりですから」

「飛鳥ちゃんは強いな!
俺、憧れる!」
小金井先輩がニコッと笑った。
その笑顔は私をどこか元気づけてくれるような笑顔だった。

「あ、あの、そろそろ帰ってもいいでしょうか?」

「そうね!そろそろ帰ろうか」
リコ先輩がそう言うとみんなはカバンを持ち部室を出た。

私のブラウスはボタンがダメになっているし制服は血だらけのままなので隠すようにカバンを持った。
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